事例 NANSO+大手コンビニ様|620店舗の常温配送を一元管理

当社はコンビニ物流のハブとなる「共配センター」を運営し、常温商品の保管、情報管理、配送に一元対応。600を超える店舗からの発注品を個別梱包し、毎日オンタイムで配送しています。

  • # 総合物流サービス

常温商品だけで約6000アイテム。南総通運では毎日60ルートのダイヤグラムを組み、リアルタイムに運行を管理。運転中はもちろん納品作業中の安全やサービス品質を高めるため、“ブランドの一員”としてのドライバー研修も徹底します。

事業について

6000アイテムを一元管理する「常温配送センター」

NANSOの佐倉配送センターは、大手コンビニエンスストアチェーンの「共配センター」として、常温の食品や雑貨などの商品を保管し、千葉県内620店舗に配送している物流のハブです。各メーカーから納品される6000アイテムもの商品を受け入れ、一元的に保管・在庫管理しています。店舗からの発注を受けると、倉庫スタッフが商品をピッキングし、店舗ごとのコンテナにまとめて出荷。すべての商品情報は専用システムで管理・追跡される体制が整っています。

 

事業の強み

ブランドの一端を担う意識で行う、ルート配送。

千葉県内を幅広く網羅する配送ルートは約60コース。80名を超えるドライバーがシフトを組んで勤務しています。すべてのルートはダイヤグラムを組んで運行。全車両の位置情報はリアルタイムで把握されているため、各店舗は決まった時間にスムーズに商品を受け取ることが可能です。
すべてのドライバーはクライアントの業務マニュアルを熟知し、車両・身だしなみから作業方法に至るまで、お客様ブランドの一員としてのクオリティを保って業務にあたります。NANSOが請け負うのは荷物の移送ではなく、信頼と満足を創り出すビジネスの一端であると考えているからです。

事業の歴史

スタートは、1983年。配送センターの運営を受託。

「共配システム」の利点は、店舗側の発注・荷受けが大幅に省力化されるところにあります。かつて複数の卸・メーカーからバラバラに届けられ、その度に検品・仕分けが必要だった荷受け業務。これを多品種の定時便に一元化することで、店舗が本来の販売・接客業務に専念することを支えています。
NANSOが、松下鈴木(株)(現・伊藤忠食品(株))から配送センター運営を受託したのは1983年。店舗数も現在ほど多くはない中、運営代行のかたちで人材を手配し、保管〜在庫管理〜配送業務を一貫して受託しました。1993年には、現在の佐倉配送センターを始動。全国の共配センターを視察し、超多品種少量ストレージの理想形を追求しています。

NANSO+

業務効率化を進め、予測的な在庫校正で欠品ゼロに挑戦。

物流倉庫というと自動マテハン機器の導入が注目されますが、変化し続ける商品群と、複雑なピッキングに最も速く対応できるのが、人の手によるオペレーションです。より効率的でエラーの少ないストレージ業務を実現するため、細かなロケーションの調整や動線・サインの見直しなどを現在も日々積み重ねています。
また、近年では情報システムの高度化によって、商品の流れがより高精度に可視化されるようになりました。NANSOは、データの動きを読んで季節的・突発的な販売増減を予測し、商品の滞留を短期化するとともに、店舗からの発注に先行して在庫調整も実施。欠品を防ぎ、販売機会ロスの削減にも貢献します。

事業への責任

災害時にも、商品供給を止めない

2011年の東日本大震災の際、道路の通行が制限され、スーパーや量販店から食品・生活用品が消える中で、NANSOは倉庫内が空になるまで商品を出荷・配達し続けました。コンビニは地域に根づくライフラインでもあります。地域の一員として、緊急時にも可能な限り地域を支えたいと考える精神の現れ。現在では全車の位置情報がリアルタイムで把握できるようになるなど、災害時対策をさらに強化し万一の事態に備えています。